@hihihiroroのLog

ダラダラと。本ブログは、個人の意見であり、所属会社とは関係がありません。

「ピープルウェア 第2版」を読んだ

ピープルウエア 第2版 ? ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

ピープルウエア 第2版 ? ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

ブックオフピープルウェアを見つけたので読んでみた。ただし、第3版ではなく第2版だった。

ソフトウェア開発における人における問題を著者のトム・デマルコ氏とティモシー・リスター氏、また関係者における考えが6部34章のコラムとして書かれていた。

個人作業環境

前半3部は、エンジニアとして働く際にどのような環境だとパフォーマンス高く働けるかが実例を交えてわかりやすく書いてあった。以下、気になった言葉を書き出してみる。

  • 交換不能な人的資源
  • 生産性の上がるオフィス環境
  • 人の雇い方
  • 辞めない環境

チーム作業環境

後半は、前半で出てきたエンジニアがチームとして働くためのアドバイスがたくさん書いてある。

  • うまく結束できているチーム
  • チーム殺し
  • チームによる化学反応のような不思議な効果
  • 楽しく働くとは

うまくできるチームも、失敗するチームも紹介されている。間違っていることも詳しく説明割れているのでとても読みやすかった。

まとめ

最初の方は個人の仕事の仕方について、ずっと書いてあったのでなんか自分の思っている働き方と違うなと思って読みすすめていた。しかし、後半に入ってくるとこの最低限のことができる個人がいかにチームで仕事をするかという話になってきてなるほどと思った。

エンジニアやチームで働く人について書いてあるが、その人たちが働くオフィス環境やコミュニケーション設計をするファシリティの人たちも読んでみて欲しい。

どこの章を読んでも、納得できることがあると思うのでまた暇な時にパラパラと読んでみたい。トム・デマルコの本はあまり読んでないから他の本も読んでみよう。

ピープルウエア 第3版

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デッドライン

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熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理

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ゆとりの法則 ? 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解

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201812 振り返り

転職に成功しました。転職に伴っての手続きも全部終わったので年末はゆっくり過ごせそう。今月は有給消化だったので色々出かけたり、本を読んだりできて楽しかった。転職エントリーを別途書こうと。 こちらに書いた。

べんきょうかい

どの勉強会も自分が触る技術についての話が聞けたり、そこに関わる人と話をできたりと満足できるものばっかりだった。
自分もそろそろアウトプット出来るようになっていきたいなと思った。

ほん

新幹線に乗ることが多かったのと、有給だったので小説の消費がすすんだ。
年末に毎年部屋の写真を撮っているのだが、本が減ってないように見える。やはり一度買うのをやめないとダメかな。

えいが

アリーをIMAXで観てきた。音がやっぱり良かったなと思ったので前月も観たが、ボヘミアン・ラプソディIMAXで観直してきた。
音が良いのはIMAX以外にもあるので今度はそっちでも観てみたいな。
ブロリーは昔とは違くて面白く観れた。

ぶろぐ

実家に帰る時間で本をゆっくり読むことができたので、気になったことをサクッと。
あとは退職エントリーを書いてみた。

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2018年のふりかえり

2018年も大変お世話になりました。

2018年の感想

転職が決まった。
年末で8年8ヶ月お世話になった楽天株式会社を辞めて、年明けから次の会社でお世話になることになった。
今年の仕事は辞めるための作業が最後多かった。自分がいなくなっても大丈夫なようにはなっていると思うけど、経験だけは頑張ってもらうしかないので宜しくお願いします。退職エントリを書く日が来るとは自分でも思ってなかった。

あとは会社で仲良くしていただいている先輩後輩といっぱい勉強したり、遊んだりした。とても楽しかった。
今後も何卒宜しくお願いします。

podcast

たくさん聴くようになった。
自分の知らない、興味持ったことなかったことを聴く機会ができてとても楽しい。今後も聴き続けていこう。

アウトプット

今年はブログ以外で何か発表するようなことはしてないのでダラダラ思ったことを書いていただけだ。

  • ブログ : 27本

参加者として登録されていたわけではないですが、Developers Summit 2018でベストスピーカー賞2位をいただきました。
簡単に経験できることではないと思うので、参加させていただいた先輩方、選んでくださったみなさまには感謝しかありません。本当にありがとうございました。

ブログ

去年よりも4倍になった。参加したイベントや読んだ本についてたくさん書くようになった。
もう少し読めるような文章書けるようになりたいな。

2019年

2018年末に書いた目的の中で、

今年で今の会社も部署も8年が経過することになる。小学校以上の年月いるし、そろそろ他のことやってみるのも面白そうだなと思ってる。

上記についてだけ活動がうまくできた。
他の、積読解消やダイエットやコーディングなどができなかった。来年も引き続き同じ目標で頑張ろう。

また今年は新卒研修に勝手に遊びにいったおかげで、知り合いがいっぱい増えた。来年も様々な人と出会えるように、色々なイベント*1に積極的にクビ突っ込んでいこうと思う。
ただ、人見知りなので話しかけてくれると大変助かります <( )>

それでは皆さま、来年も宜しくお願い致します。

楽天株式会社を退職しました。

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昇降式デスクを上げているところ。写っているのは楽天市場

2010年に新卒で入社してから8年8ヶ月お世話になった楽天株式会社を2018年12月31日をもって退職した。
(以後、簡便のために楽天と表記する。

楽天での生活

新卒研修

6ヶ月間研修があった。ビジネスマナーと営業研修(カード営業)が1ヶ月、その後開発部の同期と隔離され5ヶ月開発研修を行った。開発研修は広く浅くで色々やった。
開発研修中は知らなかったことを学ぶのも楽しかったけど、同期とご飯食べに行ったり飲みに行ったりで楽しんでだいぶ仲良くなったと思う。

配属後

楽天から配信するメルマガのシステムを開発運用する部署に配属された。配属された当初はメールってやることそんなにあるのかと思っていたが、昔からある技術なのに今でも新しい仕様がどんどん追加されてやらなきゃいけないことが多かった。

メルマガのシステムと言っても、メルマガ送って良いかどうかのパーミッションの管理、パーミッションオンオフするための画面、メルマガコンテンツ作成ツール、メール配信エンジンとやることはたくさんあった。その中で僕は、パーミッション管理DB、パーミッション管理画面、配信エンジンの開発・運用をやった。
MySQLApacheHadoop、Redis、MongoDB、RabbitMQ、Docker、Mesos、Kubernetes、Jenkinsなどを触ったり運用したりした。結構面白いシステム構成だったりしたと思う*1

辞めようと思ったきっかけ

タイミング

一緒に働いていた人から声をかけていただいた時、仕事が一区切りつくタイミングだったこと。
今までは目の前の問題を解決すること以外考えてなかったが、ちょうどシステムのリプレイスが大体終わり今後について考える暇ができた。自分の成長って面で考えたときに、

クラウド触ってみたい
チーム作りをしながら開発してみたい
そろそろお金増やしたい

と思った。そのどれも実行できそうなお話だったので転職活動をしてみた。

クラウド

オンプレは楽しい。自分でいじれる幅や勉強しないといけない幅が広い。
楽しいけど運用は辛い。オンプレだからと甘えた設計になってしまうことも多かった。でもオンプレで学んだこともいっぱいある。
オンプレで培った知識をベースに新しい環境で挑戦をしてみたいと思った。

チーム活動

川口さん及部さん佐藤さんkyon_mmさんと一緒に働く機会があった。話をする機会もいっぱいもらってこの人たちと働きたいと思うことも一杯あったが、どこかでこの人たちにできないことをして勝ちたいとも思うことがあった。僕も最強のチームを作って殴り込みをかけてみたい。次の仕事はチームでの活動必要そうだしチーム作っていくぞー。

お給金

僕は、8年働いていて給料の額が上がったことがない*2。しかし仕事が楽しかったし、生きてもいける。そもそも自分が勉強していないからなのだから文句もない。買いたいものも増えてきたのでそろそろ給料上がっても嬉しいなと思った。

その他

副業禁止とかエンジニアがあまり外で発表しない文化*3は残念だったな。
朝会とかはそこまで辛くはなかったなー

転職活動

声をかけてもらった人と職務経歴書を作るのに1日、面接対策で1日、面接で1日の計3日で転職活動が終わってしまったので何も役に立つ情報は持っていない。アドバイスとしては、職務経歴書をまだ書いたことのない人は少しづつでも書いておくことが大事だと思った。準備してないと急に活動することはできない。これからもメンテナンスしていかなくては。

次のお仕事

新しく出来るチームで運用開発をするみたい。まだ詳しいことは分かってないから働き始めたらまた書く。

謝辞

同期や上司や先輩に後輩と、一緒に働いた人は刺激を与えてくれるすごい人ばっかりに囲まれた恵まれた環境だった。
また仕事環境も、申し分のないスペックのPCを使わせてもらったり、昇降式デスクだったり、朝昼晩とご飯がタダだったりと文句のない環境だったと思う。楽天テクノロジーカンファレンスなどの大きなイベントにも関わらせていただき他では経験できないような体験をいっぱいさせていただいた。

一緒に働いた人からいつでも戻ってきて良いよと言われたのが嬉しかった。今後も情報交換やただ飲みに行くだけなど色々関われると嬉しいので今後も宜しくお願い致します。

ありがとうございました!!!

欲しいものリスト

皆様からのお気持ちお待ちしております。

http://amzn.asia/3MivMAL

*1:外で発表しているものは1個もないので、話聞きたい人はご飯でもお酒でも勉強会でも誘ってください

*2:すいません、少しは上がってました。正しくはランクに変更がないでした [2019/01/02 追記]

*3:まあ自分も全然してないんだけど…

「エンジニアの知的生産術」を読んだ

エンジニアのためのと言うタイトルだが別にエンジニアに寄る話ではないと思った。

  • 第1章 新しいことを学ぶには
  • 第2章 やる気を出すには
  • 第3章 記憶を鍛えるには
  • 第4章 効率的に読むには
  • 第5章 考えをまとめるには
  • 第6章 アイデアを思い付くには
  • 第7章 何を学ぶかを決めるには

それぞれの章で様々な技法の紹介や説明がされている。それぞれの技法について簡単な説明と、元になる本やURLが紹介されているので気になったものを探しにいきやすい。これ1冊でも勉強になるが、知的生産のためのまとめとしても役に立つ本だと思う。

情報をインプットして、インプットした情報の整理して、アウトプットをするといった流れについてそれぞれ様々な手法を説明している。そして最後には生存戦略も考えて、何を学んでいくべきかの探し方についても書いてある。

まとめ

アウトプットをしていく技法について学ぼうと思って読んだが、第7章の学ぶことを決める方法についてが一番楽しく読めた。
今までは自分が関わることが多い分野について、インプットをすることが多かった。しかし、深い専門性を持っているのはもちろんとして複数の専門性を持っていると、新しいものを思い付く可能性が高いし価値を認めてもらえやすいと学んだので今までやってない分野についても積極的に学んでみようと思った。今後も変わらず、様々な分野や職種の人と話をしに行こうと。

またしばらく経ったら読み直して、違うインプットをできれば良いなと思う。

勉強をするのが好きな人も嫌いな人も、何か学んでアウトプットする必要がある人は読んでみると良いと思う。

アジャイルな時間管理術 ポモドーロテクニック入門

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アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~

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読んでいない本について堂々と語る方法 (ちくま学芸文庫)

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201811 振り返り

書類作業が多くて疲れた。印刷したり、紙にサインしたりはもうしなくても良いようになると嬉しいな。
前からビールをたくさん飲んでいたが、最近はクラフトビールを飲む機会が増えた。ビール美味しい。

べんきょうかい

やる気が戻ってきたので勉強会に参加してみた。
メールから始まり、アジャイル、コンテナ、マイクロサービスとまとまってない感じで面白かった。
8年間メールの仕事に関わっているけど、メールの勉強会に行ったのは初かも。

ほん

技術書典で発売されていた本をBOOTHで買って読んでみた。どれも面白いし文章も読みやすいし、僕みたいに書きなぐっているわけではないのだろうなと感動した。
電車の往復で本を読む習慣が戻ってきたのでちょっとづつ読む時間が増えてきた。

えいが

どれも面白かったけど、今月はsearchがとても良い意味で期待を裏切られた。
エウレカセブンおっさんホイホイだなと思いながらも釣られてしまった。面白かったから何も文句はない。

ぶろぐ

まあ、適度に。

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その他

8年と8ヶ月所属しているが良い会社だったなー。

「エンジニアのためのマネジメントキャリアパス」を読んだ

エンジニアのためのマネジメントキャリアパス ―テックリードからCTOまでマネジメントスキル向上ガイド

エンジニアのためのマネジメントキャリアパス ―テックリードからCTOまでマネジメントスキル向上ガイド

8年ほど今の職場で仕事をしていて、別に変わることなく淡々と働いてるなと考えていたのだが、

  • 後輩ができメンターに
  • タスクを管理されてた側からタスクを確認する立場へ

と少しは違う立ち位置が変わっていることに気がついた。

自分がどうなっていきたいか少しだけ考えてみたけれど、誰かに管理をされていたくないがコードとかサーバ触ったりなどから離れるのは嫌だなとぼんやりと思い浮かべる程度だった。

半年に1回ある上司との評価面談や、隔週で行っている1on1などでは、チームを管理する役割を期待していると言われることが増えた。それを聞いた時に、ロールモデルってどんな人だろう、そもそもどういう役割があるのかも分からないなと思った。そんな時、この本が話題になっていることを知ったので読んでみた。

目次を見てみると、

巧みな管理のされ方→メンタリングの仕方→テックリード→部下が1人2人→チーム全体の責任を負う→複数のチームを管理→技術系の経営幹部

などたくさんの役割について書かれているみたい。

8年も下っ端エンジニアをしていたので、上司とのコミュニケーション、スキルアップのためのトレーニング参加、必要最低限の権限を委任してもらうなどまあまあ上手に管理をされていたなと思う。

下っ端から役割を変更し、管理をする側に変化していくと

  • 話を聞くスキル
  • プロジェクト管理のスキル
  • チームメンバを守るスキル
  • 評価をするスキル

など今まで使うことのなかったマネジメントスキルが必要になる。

エンジニアとして当たり前に使っている技術は、勉強会に行って情報収集したり、本を読んで勉強をして身につけてきた。しかし、マネジメントスキルについてはなにも勉強したことがない。
ということは、技術を身につけてきた時と同じように、マネジメントスキルに対しても勉強をして身につけなくてはいけないはずだ。経験だけでなんとなくやっても上手くいかないだろうことは予想がつく。

この本はエンジニアのためのマネジメントキャリアパスについて書いてあるからだと思うが、どの役割でも技術的な知識や勘は日々アップデートすることが必要だと何度も書いてある(実作業時間は上にいくほど減っていく、むしろ減らす必要があると書いてある)。管理をする役割になるためには、マネジメントスキルを身につけなければいけないし、技術の最新動向も勉強していかなければいけない。

まとめ

現場のエンジニア、テックリード、CTOやVPoE、技術系の経営幹部など人それぞれなりたい役割は違うと思う。この本はそれぞれの役割について、必要なスキル、取り組むべきこと、心構えが網羅的に書かれていると思う。どの役割の時でも学ぶべきことが沢山ある。

そしてどの役割においても、技術系に所属しているのだから、技術的な知識や勘を腐らせることは許されず、管理をする役割になった際にはマネジメントスキルを学ばなければならない。技術だけ、マネジメントだけのように偏ることは良くない。どっちもサボってはダメなのだと思う。

いろいろ思うところがあったので、

  • 自分の現在の役割
  • 必要なスキルとやるべきこと

を考え、足りてないスキルを1つづつ学んでいこうと思う。

まずは、以下の言葉を噛み締めて自分の管理から初めてみようと思う。

人の管理がうまくなりたければ、自分自身を管理できるようにならなければならない。
出典 : エンジニアのためのマネジメントキャリアパス (P. 279)

自分の小さな「箱」から脱出する方法

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