@hihihiroroのLog

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「オープンソースがよ〜くわかる本」を読んだ

図解入門ビジネス 最新オープンソースがよ~くわかる本

図解入門ビジネス 最新オープンソースがよ~くわかる本

最近隣の人たちが開発しているものをオープンソース化しようかという話を聞いた。
自分でもオープンソースを使ってプロダクトを開発しているし、できれば自分が関わっているオープンソースには何かできるだけの恩返しをしたいなと思った。そう考えたところで普段使っているけどライセンスとか詳しくは知らないなと思ったので調べるために読んでみた。

本書の内容は以下。

1章 人工知能もFinTechもビッグデータも、みんなオープンソースでできている!
2章 オープンソースを理解する
3章 オープンソース普及の歴史
4章 IT業界の動向とオープンソース
5章 SIビジネスは崩壊する?
6章 オープンソースビジネスとは
7章 オープンソースの問題点
8章 オープンソースビジネス、成功へのポイント
9章 今おすすめのオープンソース
オープンソースの説明から、オープンソースを使った商売の話も書いてあって面白かった。

その中でも特にライセンスについて今回は書いておく。

コピーレフト

コピーレフトを採用しているオープンソースと組み合わせて使う場合、オリジナルのソースコードオープンソースにする必要がある。
つまり、コピーレフトを採用しているオープンソースを改変した際には、修正または付加したコードに対しても元のオープンソースのライセンスを適用する必要がある。また、独自のソフトウェアに対して、部分的にオープンソースを組み込む場合でも、独自のソフトウェア全体に対して、元のオープンソースのライセンスを適用する必要がある。

  • GPL(GNU General Public License)
    ソースコードの公開を原則とし、誰でも自由に入手、使用、改変、再配布できる。
    また、GPLのプログラムを改変し、独自に開発したプログラムの一部として組み込んだ場合などには、これらのプログラムにもGPLを適用してソースコードを公開しなければならない。(コピーレフト)

  • LGPL(Lesser General Public License)
    GPLをベースとしているが、コピーレフトの特性を緩和している。
    例えば、独自に作成したプログラムからLGPLで公開されているオープンソースのライブラリを動的リンクで呼び出した場合、呼び出し元のプログラムにはLGPLを適用する必要がないとされている。
    同様にコピーレフトが緩和されているライセンスとして、MPL(Mozilla Public License)、CDDL(Common Development and Distribution License)などがある。

  • Apache License
    コピーレフトの特性が無く、Apache Licenseのオープンソースを改変したり、派生したりしたソフトウェアに対しても、独自のライセンスを適用することができる。
    同様にコピーレフトの特性が無いライセンスとして、BSD License(Berkeley Software Distribution License)、 MIT Licenseなどがある。

まとめ

ライセンスについてはなんとなくだけど分かった。
貢献するために次は行動してみようと思う。OSS Gate という取り組みがあるらしいのでまずは参加してみようかなと思っている。

OSSライセンスの教科書

OSSライセンスの教科書

oss-gate.github.io