結局なんだっけって思うことが多いのでリーン開発の本質を読んでみた。
リーンソフトウェア開発の原則として7つのことが書いてあった。
本書ではこの原則の説明が事例と一緒に豊富に書かれていた。
原則1 : ムダをなくす(Eliminate Waste)
原則2 : 品質を作り込む(Build Quality In)
原則3 : 知識を作り出す(Create Knowledge)
原則4 : 決定を遅らせる(Defer Commitment)
原則5 : 速く提供する(Deliver Fast)
原則6 : 人を尊重する(Respect People)
原則7 : 全体を最適化する(Optimize the Whole)
ムダの定義
チームが行う活動の中で、顧客に価値を提供するために役に立っていないものを「ムダ」と定義し分類されている。
未完成の作業のムダ
余分な機能のムダ
再学習のムダ
引き継ぎのムダ
タスク切り替えのムダ
遅れのムダ
欠陥のムダ
開発者にとってのムダとはなんだろうと考えてみた。
最も大きなムダは技術的負債なのでは無いかと思う。
古代遺跡のようなアーキテクチャ、古文書のような手順書、暗号文のようなコード。どれをとっても機能追加や新規開発にとって邪魔になるものであると思う。
技術的負債を減らすことで、開発速度の加速もバグの埋め込み減少もできるのではないかと思う。開発者にとってのムダの削除とはナニハトモアレ技術負債を無くすことなのではないかと。
最後にリーン開発を行うための10個の「ロードマップ」と21個の「やってみること」が書いてある。定期的にチェックをしてみようと思う。