
Docker実践ガイド 第2版 (impress top gear)
- 作者:古賀政純
- 発売日: 2019/02/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
4年前に読んだ本の第2版が出てたので買って読んでみた。
1版と2版の目次は以下。
第1版 | 第2版 |
---|---|
第1章 Dockerとは? | 第1章 Dockerとは? |
第2章 Docker導入前の準備 | 第2章 Docker導入前の準備 |
第3章 導入前の設計とインストール | 第3章 Docker Community Edition |
第4章 Dockerを使いこなす | 第4章 Dockerfile |
第5章 Dockerfile | 第5章 ネットワーキング |
第6章 資源管理 | 第6章 資源管理 |
第7章 ネットワーキング | 第7章 管理ツール |
第8章 コンテナ連携コンポーネント | 第8章 CoreOSとRancherOS |
第9章 管理・監視ツール | 第9章 Docker Enterprise Edition |
第10章 マルチホスト環境の構築 | 第10章 Kubernetesによるオーケストレーション |
第11章 Atomic HostとCoreOS | |
第12章 クラスタ環境の構築 |
同じところもあるが、4年の間にDockerにもCEとEEが出たため、そこの違いが見える。
1版の頃はオーケストレーションツールが何個も載っていたが、2版ではKubernetesがメインになっているのも面白い。
章は減っているがページはだいぶ増えている。
Dockerの説明から始まり、Dockerの向き不向きについての説明、Dockerエンジンの説明、Dockerではまるネットワークの話などDockerの話がこれでもかと書かれている。
1章では、Dockerが本当に必要かどうか考えるように問いかけている。Dockerの導入に向いている、向いていないを考える必要があるといっている本は他に見てない気がする。
500ページ弱あり、Kubernetesなどの話は1/10ほどでほぼ全てDockerの話である。
Dockerの話をここまで濃く読めるのは他にないと思う。
まとめ
オーケストレーションツールなどを調べたり、使ったりしているけどDockerをそのまま運用したことない人などは読むと面白いと思う。
本文もとてもおもしろいのですが、途中途中にあるカラムが詳しい内容が多くて勉強になる。アプリよりもインフラ寄りの人が著者なのでDockerのインフラ部門に関する部分の話が面白く読めた。*1。

ビッグデータ分析基盤の構築事例集 Hadoop クラスター構築実践ガイド (impress top gear)
- 作者:古賀 政純
- 発売日: 2018/05/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)

CentOS 7実践ガイド (impress top gear)
- 作者:古賀 政純
- 発売日: 2015/02/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
*1:特に面白かったのは5章のネットワークと6章の資源管理