
- 作者:Adrian Mouat
- 発売日: 2016/08/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
2版が出たタイミングで買っていたみたいだが、読んでいなかった本を発掘したので読んでみた。
Docker のバージョンが1.9.1 なので古いところがあるのはしょうがないが、コンテナについての考え方を学ぶには今でも良い本だと思った。
特に僕が面白く読めたのは、8章 Dockerを使った継続的インテグレーションとテスト、10章 ロギングとモニタリング、11章 ネットワーキングとサービスディスカバリだ。
8章ではテスト環境をJenkisイメージを使って構築することや、テストについての説明が書かれている。テストを行うタイミングや、テストが通った時にはやって良いことが説明されていて面白かった。
10章では、Dockerのデフォルトのロギングの説明から始まりログの集約方法と集約に使えるツール、ツールそれぞれの簡単な設定方法などが説明されている。モニタリングについても、Dockerコマンドで取れるもの、ツールを使って取得する方法が説明されている。自分が運用している時に読んで置きたかった部分だった。
11章ではコンテナ間を繋ぐためのネットワークの説明と構築、また主要なサービスディスカバリに説明が書かれており、それぞれを試すことができるようになっている。ネットワークについては、今まで読んできた本の中でも一番詳しく書いてあると思った。自分で構築してみることができるのが面白いと思った。コンテナを複数使ったときや、オーケストレーションツールを最初に使用した際に詰まった部分だったので、自分で試してみて理解するのは楽しかった。
まとめ
使っているバージョンは古いが、考えるべきことや知るべきことはあまり変わってない気がしている。
Dockerについて詳しく書いてある本ではある。基本的なことを知りたいなら1度は読んでみると良いかも。

プログラマのためのDocker教科書 第2版 インフラの基礎知識&コードによる環境構築の自動化
- 作者:WINGSプロジェクト阿佐 志保
- 発売日: 2018/04/11
- メディア: Kindle版

自宅ではじめるDocker入門―人気のコンテナ型「仮想化ソフト」を使ってみる! (I・O BOOKS)
- 作者:尚, 浅居
- 発売日: 2019/02/01
- メディア: 単行本