@hihihiroroのLog

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「Kubernetes完全ガイド」を読んだ

Kubernetes完全ガイド (impress top gear)

Kubernetes完全ガイド (impress top gear)

  • 作者:青山 真也
  • 発売日: 2018/09/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

docker 本を読み終えたので溜まっている kubernetes 本に手を出すことにした。
kubernetes でいつも困るのが用語がわからなくなることだと思っている。新しい仕組みを学ぶ必要があるので調べようと思うと、用語もわからなくていったい自分が何が分からなかったのか迷子になることが多い。

この本は kubernetes を自分で運用している @amsy810 さんが書いているからか、体系的に書かれているので頭から読んでいると理解ができた気がする。なんで kubernetes が必要なのか、各リソースの説明がこれでもかと書いてあるのが新鮮だった。
どこの章も用語説明、理論説明、yaml 例、図が大量に載っているのでとてもわかりやすかった。ただ、ページ数は多いので読むのには根気が必要だと思う。

第1章 Docker の復習と「Hello, Kubernetes
第2章 なぜ Kubernetes が必要なのか?
第3章 Kubernetes 環境の選択肢
第4章 API リソースと kubectl
第5章 workloads リソース
第6章 Discovery & LB リソース
第7章 Config & Storage リソース
第8章 Cluster リソースと Metadata リソース
第9章 リソース管理とオートスケーリング
第10章 ヘルスチェックとコンテナのライフサイクル
第11章 メンテナンスとノードの停止
第12章 高度で柔軟なスケジューリング
第13章 セキュリティ
第14章 マニフェストの汎用化を行うオープンソースソフトウェア
第15章 モニタリング
第16章 コンテナログの集約
第17章 Kubernetes 環境での CI/CD
第18章 マイクロサービスアーキテクチャとサービスメッシュ
第19章 Kubernetesアーキテクチャを知る
第20章 Kubernetes とこれから
付録A 巻末付録

kubernetes を触ったこともあるし、本も読んだりしているけどそれぞれがどのリソースに含まれているなどは知らなかったので面白く読めた。4章から8章の間でそれぞれのリソースについて詳しく説明されていた。これらと、19章のアーキテクチャについて読んでおくとkubernetes についてわかった気になれた。

その他にも、kubernetes を取り巻くエコシステムがいくつか紹介されていた。名前だけしか分かってないものもあったので面白かった。
CI/CD のところでいくつか紹介されていたが drone が名前も出てなかったな。あまり使われていないのだろうか?この辺は興味があるので情報を仕入れていくようにしたい。

まとめ

  • 体系的に濃く書かれていると思った。最初に勉強するには良さそう
  • 雰囲気からいくらか脱却できそう
  • はじめにも書かれていが図が多くて直感的にわかりやすいところが多い