頂いた本をようやくだけど読んでみた。
具体的な手法などについては書かれていない。タイトルに科学と書かれているように、調査内容や研究内容について書かれている。
ソフトウェアデリバリのパフォーマンスを改善するため効果の高いケイパビリティが24個列挙され、それぞれが本書の中で詳しく解説されている。
列挙されていた、ケイパビリティは以下。
継続的デリバリの促進効果が高いケイパビリティ
- バージョン管理
- デプロイの自動化
- 継続的インテグレーション
- トランクベースの開発
- テストの自動化
- テストデータの管理
- 情報セキュリティのシフトレフト
- 継続的デリバリ
アーキテクチャ関連のケイパビリティ
製品・プロセス関連のケイパビリティ
- 顧客フィードバック
- 業務プロセスの可視化
- 作業の細分化
- チームによる実験
リーン思考に即した管理・監視に関わるケイパビリティ
- 変更承認プロセス
- 監視
- プロアクティブな通知
- 進行中の作業(WIP:Work in Progress)の制限
- 作業の可視化
組織文化に関わるケイパビリティ
- Westrum推奨の創造的な組織文化
- 学びの支援
- チーム間の協働
- 職務満足度
- 改善を推進するリーダーシップ
ソフトウェアのデリバリパフォーマンスをあげる、チーム、文化などについて、アンケート調査の結果分析や調査研究内容について説明されている。
上記に記載したケイパビリティを高めるために、自分のチームでの業務プロセス、文化、開発環境などを見直して、少しづつ改善点を見つけては直していこうと思った。
Effective DevOps ―4本柱による持続可能な組織文化の育て方
- 作者:Jennifer Davis,Ryn Daniels
- 発売日: 2018/03/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
変革の軌跡 【世界で戦える会社に変わる"アジャイル・DevOps"導入の原則】
- 作者:Gary Gruver,Tommy Mouser
- 発売日: 2017/01/25
- メディア: Kindle版