@hihihiroroのLog

ダラダラと。本ブログは、個人の意見であり、所属会社とは関係がありません。

「LeanとDevOpsの科学」を読んだ

頂いた本をようやくだけど読んでみた。

具体的な手法などについては書かれていない。タイトルに科学と書かれているように、調査内容や研究内容について書かれている。
ソフトウェアデリバリのパフォーマンスを改善するため効果の高いケイパビリティが24個列挙され、それぞれが本書の中で詳しく解説されている。
列挙されていた、ケイパビリティは以下。

継続的デリバリの促進効果が高いケイパビリティ

  1. バージョン管理
  2. デプロイの自動化
  3. 継続的インテグレーション
  4. トランクベースの開発
  5. テストの自動化
  6. テストデータの管理
  7. 情報セキュリティのシフトレフト
  8. 継続的デリバリ

アーキテクチャ関連のケイパビリティ

  1. 疎結合へのアーキテクチャ
  2. チームへの権限の付与

製品・プロセス関連のケイパビリティ

  1. 顧客フィードバック
  2. 業務プロセスの可視化
  3. 作業の細分化
  4. チームによる実験

リーン思考に即した管理・監視に関わるケイパビリティ

  1. 変更承認プロセス
  2. 監視
  3. プロアクティブな通知
  4. 進行中の作業(WIP:Work in Progress)の制限
  5. 作業の可視化

組織文化に関わるケイパビリティ

  1. Westrum推奨の創造的な組織文化
  2. 学びの支援
  3. チーム間の協働
  4. 職務満足度
  5. 改善を推進するリーダーシップ

ソフトウェアのデリバリパフォーマンスをあげる、チーム、文化などについて、アンケート調査の結果分析や調査研究内容について説明されている。
上記に記載したケイパビリティを高めるために、自分のチームでの業務プロセス、文化、開発環境などを見直して、少しづつ改善点を見つけては直していこうと思った。

Effective DevOps ―4本柱による持続可能な組織文化の育て方

Effective DevOps ―4本柱による持続可能な組織文化の育て方