@hihihiroroのLog

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「失敗から学ぶRDBの正しい歩き方」を読んだ

最近はRDB をメインで使うことはなくなってきてしまったが、サブで使っていたり対外システムがRDB であったりするので読んでみた。
本書はRDB を使う上で踏み抜いてしまうアンチパターンが20個紹介されている。
それぞれの章の中で、

上記の3つにまとめられて説明されている。
1章につき1つのアンチパターンが紹介され、それぞれのパターンに対しての対策が書かれておりとてもわかりやすかった。書かれているアンチパターンについては、それ引っかかったことあるというものから、あれはそういうことだったのかというもの、知らないけどそんなことがありえるのかってものまであって楽しく読めた。
紹介されているアンチパターンは以下になる。

第1章 データベースの迷宮
第2章 失われた事実 第3章 やり過ぎたJOIN
第4章 効かないINDEX
第5章 フラグの闇
第6章 ソートの依存
第7章 隠された状態
第8章 JSONの甘い罠
第9章 強すぎる制約
第10章 転んだ後のバックアップ
第11章 見られないエラーログ
第12章 監視されないデータベース
第13章 知らないロック
第14章 ロックの功罪
第15章 簡単すぎる不整合
第16章 キャッシュ中毒
第17章 複雑なクエリ
第18章 ノーチェンジ・コンフィグ
第19章 塩漬けのバージョン
第20章 フレームワーク依存症

心に残ったのは本書の中でも何回か出てくる「RDBの寿命はアプリケーションよりも長い」という言葉。以前作っていたシステムにもこれらのうちのいくつかのアンチパターンを残してしまっている気がするので申し訳ない気持ちになった。こういう気持ちにならないためにも次回があれば、本書の内容には嵌まらないように気をつけようと思った。

まとめ

  • 現在RDBを使っている人は自分たちのDBがアンチパターンにハマっていないかチェックするのにも使えそう
  • 今触っていない場合は古傷をえぐられて悲しきもちになることがあるかも
  • 途中途中にあるコラムや関連する要素についての説明がとても勉強になった
  • SQLアンチパターン も読まなくてはなー

SQLアンチパターン

SQLアンチパターン

  • 作者:Bill Karwin
  • 発売日: 2013/01/26
  • メディア: 大型本

達人に学ぶDB設計 徹底指南書

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