@hihihiroroのLog

ダラダラと。本ブログは、個人の意見であり、所属会社とは関係がありません。

「ワイズカンパニー」を読んだ

去年の誕生日祝で頂いたのだが、ここまで積読してしまった。次の誕生日が来る前に読むことにした。

目次は以下。

第1章 知識から知恵へ
第2章 知識実践の土台
第3章 知識創造と知識実践のモデル
第4章 何が善かを判断する
第5章 本質をつかむ
第6章 「場」を創出する
第7章 本質を伝える
第8章 政治力を行使する
第9章 社員の実践知を育む

知識を創造・実践するリーダーをワイズリーダーと呼び、ワイズリーダーに率いられた企業をワイズカンパニーと呼んでいる。しかし、多くの企業は以下の問題があることでワイズカンパニーにはなれていないらしい。

  1. 正しい種類の知識が利用されていないということ
  2. 未来を「創る」ということがなされていないこと
  3. 時代にふさわしいリーダーを育成していない

これらを改善するための方法がいくつか紹介されている。そのうちの一つとして、前著「知識創造企業」で紹介されていた、SECIモデルがSECIスパイラルに拡大されていた。SECIモデルから拡大されたものとして以下が紹介されている。SECIスパイラルが上昇していくにつれ、知識が個人から組織へ、そして社会へと広がり、それに伴って知識実践の規模と質が高まり、企業は持続的にイノベーションを起こせるようになるらしい。

  • 知識が絶え間なく創造され、増幅され、実践される。
  • 知識ベースが水平方向に広がる。
  • より多くの知識が行動に移される。
  • 知識実践の規模と質が増幅される。
  • その増幅によって、イノベーションの促進につながる行動が増える。
  • 知識の創造と実践にかかわる人が増える。
  • 知識ベースが次第に垂直方向に広がる。
  • ある次元で創造された知識が、より高次の存在論的な次元へとスパイラルに上昇する。
  • そして、それにより知識創造・実践のコミュニティが大きくなる。

ワイズリーダーとなるための条件もいくつか紹介されている。例として実践知を育むというものがある。実際にやったことのない人がリーダーになるのは良くないのだろうなと思った。暗黙知を共有されるとしても一緒に働く必要があるだろうし実際の現場でいかに努力することが大事なのだろうかと感じた。

まとめ

  • 自分のやりたいこと、正しい道筋は何かを少しは考えながら仕事しようと思った
  • リーダーの立ち位置で何ができるかを考えてみようと思った
  • 前著と同じく難しかったので時間をおいて再度読むだろうと思った