@hihihiroroのLog

ダラダラと。本ブログは、個人の意見であり、所属会社とは関係がありません。

「エンジニアなら知っておきたいコンテナのキホン」を読んだ

久しぶりになるがコンテナの新刊が出ていたので読んでみることにした。

第1章 コンテナの概念
第2章 コンテナエンジンDocker
第3章 コンテナオーケストレーションシステムKubernetes
第4章 コンテナ基盤の運用
第5章 コンテナの実行環境
第6章 コンテナ技術の活用

最初の説明で書かれているが、図解が250点近く載っているため読みすすめやすかった。
コンテナの説明から始まり、コンテナエンジンの代表としてDocker が紹介されハンズオンも書かれている。絵を見て納得したあとコマンドを打つのだが、コマンドを打ったことによってどのような操作がされたかの絵があると自分としてはわかりやすかったなと思った。

その後コンテナオーケストレーションシステムとしてKubernetes の説明がたくさんの図を使って紹介されている。Kubernetes の基本的な用語の説明や構成、リソースの説明や運用を助けるためのツールなども紹介されている。その後コンテナの実行基盤としてオンプレミス環境とクラウド環境でのコンテナの実行環境についての説明がされ、Amazon EKS でのハンズオンが紹介されている。ここでは、EKS でクラスタを立ち上げ、EC2 からアクセスできるようにしコマンドの実行をするという内容になっている。AWS のリソースをいくつか自分で作ることになるので面白かった。

最後の章ではコンテナが利用される部分の説明としてDevOps とCI/CD について説明されている。DevOps もCI/CD も用語の説明がされ、コンテナがこれらに対してどう役立つのかについて説明されているので読みやすかった。また、CI/CD を実現するための代表的なツールがいくつか紹介されている。それらを組み合わせてうまく回っている説明などがあるととても助かったのになと思った。
その後、コンテナを使ったアーキテクチャの例としてマイクロサービスとサーバレスについての説明がある。実際に触るような話はないがここにも図がいくつかあるのでそれを見ながら読むことで理解はできそうだなと思った。
最後にコンテナを導入する際の検討ポイントが紹介されている。コンテナ化する際に気をつけるべきことが紹介されていたので読んでいて面白かった。導入目的について考えることもそうだが、コスト面も考えることは大事だよなと再認識した。コンテナ基盤を触ってこなかった人たちで頑張ろうとすると基盤の構築・運用コストなども別途かかることは考えなきゃなと思った。

まとめ

  • 図も多いしハンズオンもいくつかあるので初めての人向けに良いかもと思った
  • コンテナ運用をする際のいくつかのツールについての説明がまとまっていて良かった
  • 最後に学習ガイドがついていたので紹介されているサイトをいくつか記憶を呼び起こすために使ってみようと思った