@hihihiroroのLog

ダラダラと。本ブログは、個人の意見であり、所属会社とは関係がありません。

「コンテナ型仮想化概論」を読んだ

コンテナと言うとDocker についてを見ることが多いので他のものについても勉強できるのかと思って買ってみた。

第1章 はじめに
第2章 コンテナ型仮想化の概要
第3章 FreeBSD Jail
第4章 Solaris ゾーン
第5章 OpenVZ
第6章 LXC
第7章 Docker
第8章 Windows版 Docker
第9章 その他のコンテナ型仮想化ソフトウェア
第10章 次世代のコンテナ型仮想化技術
第11章 本書のまとめと今後の展望

コンテナ仮想化の歴史やアーキテクチャについて初めの方では説明がされている。ただ、このあたりは知っている人向けであるためさらりと書かれている。
その後3章から8章までコンテナ仮想化のいくつかの実装例を実際のインストール方法や、コマンドについて詳しく説明されている。それ以外にもそれぞれでよく出るエラー内容などについても説明がされていてそこは面白かった。使えないコマンドなどが説明付きでされているので試してみようかなと思った。
11章では上記で紹介されていた実装例以外も紹介されている。そこではPodman やrkt などDocker と類似性のあるソフトウェアについて使い方付きで解説がされていた。さらに、次世代のコンテナ型仮想化ソフトウェアとして、Unikernel やmicroVM 技術についても説明がされていた。全然勉強できてない範囲だったので面白く読むことができた。

タイトルから想像していたのは、コンテナ型技術についてのまとめがあって、それらの技術がアプリケーションでどのように使われているのかが説明されているのかなと思っていた。それよりは具体的な実装例が多く紹介されているのがちょっと想像と違ったなと思っては読んでいた。9、10章は思っていたものに近く読んでいて面白かった。また、触ったことないランタイム技術がたくさん紹介されていたので久しぶりに触ってみようかなと思った。

まとめ

  • 数種類のコンテナ仮想化技術を見れて面白かった
  • 使ったことあるものも使ったことないものも説明が多くて楽しかった
  • 参考文献がそれぞれにいくつかついているので勉強が広げれそうだと思った