@hihihiroroのLog

ダラダラと。本ブログは、個人の意見であり、所属会社とは関係がありません。

「推薦システム実践入門」を読んだ

仕事に関係するかなと思って読んでみた。

1章 推薦システム
2章 推薦システムのプロジェクト
3章 推薦システムのUI/UX
4章 推薦アルゴリズムの概要
5章 推薦アルゴリズムの詳細
6章 実システムへの組み込み
7章 推薦システムの評価
8章 発展的なトピック
付録A Netflix Prize
付録B ユーザ間型メモリベース法の詳細

まず推薦システムの概要と歴史が事例を含めて解説されている。推薦以外に似ているものとして検索システムについても少しだけ解説されていた。その後推薦システムの開発をする事になったときのメンバやプロセスについての解説、おすすめしたアイテムの表示の方法が紹介されていた。ただ推薦アイテムを出すのではなく、理由も表示するなどのユーザ体験まで考えるのが大事なんだなと思った。
その後推薦アルゴリズムのいくつかについて解説されていた。自分で組むことはないのでアルゴリズムの解説は面白かった。いくつもあるものから実際にみんなが選んで実際のサービスに組み込んでいるんだなと思いながら読んでいた。

6章の「システムへの組み込み」部分が自分の仕事に一番近いところだろうと思って重点的に読んだ。鮮度とユーザからの呼び出し方法によっていくつかのパターンが紹介されていた。このあたりではあまり目新しいものがなかったので自分たちのシステムでもそんなに間違っていないのだろうなと思った。
システムを作るだけではなく、推薦システムの評価についても解説されている。予測誤差だけではなく、アイテムの多様性を測る指標などいくつか紹介されていた。システムを改善するためにも評価を行うことは必要だなと思っているので良かった。

まとめ

  • 設計して作って評価してまでの一通りが書かれていてわかりやすかった
  • システムでもアルゴリズムで使うデータの部分しかやってないのでアルゴリズムなど知れて面白かった
  • 個人情報などの扱いが厳しくなっているので今後どこまでできるのだろうかというのが気になっている