@hihihiroroのLog

ダラダラと。本ブログは、個人の意見であり、所属会社とは関係がありません。

「エンジニアリングマネージャーのしごと」を読んだ

現在はチームリーダーとして働いている。
ただし、メンバーに対してのマネジメントなどはちゃんとできていないと思っている。そのあたりをどうしていくのが良いのかと思っていたので、研修を受けたり本を読んだりしている。
エンジニアとしてやっていくための技術的な勉強はこれまで積極的にやってきたが、人のマネジメントやタスクの管理などについては知識としては知っていることがいくつがあるか勉強をちゃんとしてきたわけではない。エンジニアとしては別のスキルが必要になると常々思っていたので読んでみた。

本書の内容は訳者の一人であるryuzee さんがまとめているスライドがわかりやすい。

www.ryuzee.com

人やタスクを管理する前にまずは自分を管理することが紹介されているのが面白い。
ツールやルールによる管理で自分のやるべきことに迷って時間をかけないことは大事だなと思った。他の人にやってもらうためには自分でまずは実践していることが大事ということはわかる。まずは自分の管理ができるようになるため時間をかけてみようと思う。

そして、マネジメントの仕事としては4分類が紹介されていた。
これらの4種類に自分の仕事を当てはめて考えることで、自分がこれをやったと言えるようにして満足感を得ることが紹介されている。

  1. 情報収集(1on1、雑談、Slack など)
  2. 意思決定(採用、チーム構成、作業見積もり など)
  3. ナッジング(決定への影響、意見の主張 など)
  4. ロールモデル(積極的に議論をする、技術面貢献 など)

また、マネージャーは自分で手を動かすのではなく、人に仕事をやってもらうことが必要だと紹介されていた。ただし、委譲する際にはどこまでと何を委譲するかは気をつけなければいけないことが説明されている。適切に委譲が行えていない例として2つ紹介がされていた。
1つ目はマネージャーが細かいことまで関わってしまい委譲ができてない状況。
2つ目はメンバーにすべてお願いしてタスクを忘れてしまう丸投げが説明されていた。
これら2つは委譲のアンチパターンとして紹介されていた。

自分は委譲ができていないことが多い気がする。気になってしまいタスクによく口を出してしまうなと思った。
そして委譲には実行責任と説明責任の差を理解するのが大事という話が書かれていた。
タスクを求められる品質で完了させる責任を持つ説明責任とタスクを実際に行う実行責任。これらをメンバーによってどこまでの塩梅で委譲するかを考えていこうと思った。

それ以外にもマネージャーの仕事として以下のようなことも紹介されていた。

  • 日常を通しての部下や周囲、自分の上司との接し方
  • 1on1
  • 評価やフィードバック
  • 採用や退職
  • 社内ネットワーク
  • キャリアアップ
  • 職場環境整備

やることはたくさんあるらしい。上記で気になったことから順番にやれるようになっていこうと試していこうと思う。

まとめ

  • マネージャーがやるべきことは多岐にわたっているので身につけていくのは大変そう
  • 細かい方法論についても説明がされているので順番に見に付けていきたい
  • マネジメントの仕事として紹介されている4種類を満遍なく手を出していく