GKE を使っているためあまり気にせず使用できてしまっているが、困ることはたまにあるので読んでみた。
いつも通り目次は以下
第1章 Kubernetes の基本
第2章 Kubernetes におけるアプリケーションの起動
第3章 Kubernetes におけるInfrastructure as Code
第4章 Kubernetes におけるアプリケーション運用
第1章はKubernetes の説明が本当に軽くだけ書かれている。このことからも本書はKubernetes を知っていることが前提になっているのだろうなという風に思った。
第2章はアプリケーションやジョブを実行する方法について説明されている。まず動かすためのDockerfile の書き方から紹介されている。その後はよくあるコンテナのスタートの仕方や止め方についての説明がされている。このあたりを考えておかないとコンテナを落とすときにアプリケーションが終わらなく続きがうまくいかないことに遭遇したことがあるので覚えておこうと読み直した。
他にもステートフルなコンテナの動かし方や負荷分散させるためにLoadBalanser Service、Ingress、Gateway API などについても簡単に説明されていた。このあたりもサービスでKubernetes を使うと必ず考えるところなので再度面白く読んだ。
第3章ではInfrastructure as Code を実現するための方法や簡単・安全に実施するためのシステムやサービスについても説明されている。使ったことのあるサービスや知っているけどというものの紹介があったので読んでみた。その中でも第3章の初めの方で紹介されているGitOps の説明、CIOps との差分などが面白かった。自分がやっていることではCIOps が多いので、違いに合わせてどこで使うのが良いのか使い分けをちゃんと考えていこう。
最後の第4章ではアプリケーションの運用方法について書かれている。アプリケーションのアップデート戦略、Kubernetes 自体のアップデート戦略、デプロイの種類や認可、監査など考えないといけないことが少しずつ説明されている。考えなくてもできているところはいっぱいあるけど、こういったことを考えないと正常に動かなくなったときに困ることがあるんだろうなと思うので、ちゃんと理解しておこうと思った。
他にもアクセス制御はこうした方が良いとか、マニフェストの書き方や検査の仕方についても書かれていた。このあたりは使うところでは使うのだろうなと思いながら読んでいた。マニフェストについてはちょっと自分たちのを1回見直してみよう。
まとめ
- 読みやすい量で書かれているので知識の整理し直しとして読むのに良かった
- 詳しいところまで書かれているわけではないので深くは他の本やマニュアル読むのが良さそう
- 参考になるところは絶対あるので今触っている人は読んでみても良いと思った