データ基盤の運用を行っているがあまり求められることを言われないので、今ってどういうことが必要なのかなと思うことが多い。見かけたので読んでみることにした。
目次は以下。
第1章 データ活用のための人と組織
第2章 データ活用のための環境整備
第3章 データ活用のためのデータ管理
第4章 データ活用を進める際の課題
最初の方はデータ基盤の作成方法やそれらの製品についつての説明などが多かった気がする。データの連携などについてはそれぞれのサービスに合わせた速度、頻度などが求められているものだと思う。別に一日1回でも困らない分析もあると思っている。事業データ側もどこか一回での閉じたデータが必要なモニタリングが必要だったりするかもしれないし、即時に連携してユーザへのレコメンドなどの精度を求めなければいけないものもあるだろう。どのようなデータが求められているかを見極めて連携をすることがまずは大事だろうなと思う。
連携されたあとのデータを使う場合に、元データまでを見にいくのは面倒なことが多いので分析基盤の近くにどのようなデータかがわかるようになっていることが大事だと思う。その際にカラムごとにどのようなデータが入ってくるものなのかをうまくデータソース管理者とうまくやりとりできる仕組みが必要だと感じている。しかし、自分の所属が今だと横断ということもあり遠いなと感じることが多くてもっと食い込んでいかないといけないなと思っている。
最後の章にあったがガバナンスを効かせるのにボトムアップなのかトップダウンなのかという話が少し書かれている。ガバナンスやセキュリティをボトムアップでやると強制力の付け方や、それぞれのやりたいところへの注力などになってしまい本当に守るべきところが守れているかわからないことが出てきてしまうと思う。そのためには一定トップダウンの強い力が必要になってくるだろうなと思う。ぜひとも偉い人たちにはこのあたりを考えてもらえると良いなと思っている。
がちがちになってしまうと使いにくくなってしまうのだろうからうまい具合のガードレールで防げるようになっていると良いんだろうな。
またデータ基盤を使ってもらうためにも、エラー率などはちゃんと出さないといけないなと思っている。SLO がなくても使ってもらえているが今後もっと利用を増やすことができるようにするためには必要だろうな。
まとめ
- DMBOK を再度読む必要があるということを理解した
- データマネジメントについての話は多くなかったな
- まだまだやるべきことはありそうなのでお仕事しよう