@hihihiroroのLog

ダラダラと。本ブログは、個人の意見であり、所属会社とは関係がありません。

「「BIツール」活用 超入門 Google Data Portalではじめるデータ集計・分析・可視化」を読んだ

知っている人が書いたとのことでBI については知識がないので読んでみることにした。

目次は以下。 

第1章 入門編:分析ダッシュボードを使ってみよう - 実際の業務体験ハンズオン
1-1 BIツールの基本
1-2 データの読み込みと集約
1-3 集計、グラフによる可視化
1-4 関係性の分析
1-5 結果を共有するためのデザイン
1-6 結果の展開、共有
1-7 ダッシュボードのインタラクティブ機能
第2章 ステップアップ編:さまざまな分析をしてみよう - 実践で使える様々なテクニック 2-1 実務に向けて学ぶBI応用
2-2 KPIモニタリングとKPIマネジメント
2-3 KPIの分析
2-4 意思決定のための分析
2-5 業務情報を検索するダッシュボード
2-6 データサイエンスを取り入れる:単回帰分析
2-7 データサイエンスを取り入れる2:時系列解析
2-8 データサイエンスを取り入れる3:類似度
2-9 データサイエンスを取り入れる4:DID
2-10 情報管理を行う
2-11 データの加工に関して
第3章 レベルアップ編:BIツールに関する知識をつける 3-1 BIツールを取り巻く環境について
3-2 BIツールが使われるケース
3-3 BIツールとデータ分析環境の立ち位置
3-4 ETL(ELT), DWHに関する基礎知識
3-5 Tableau,Metabase,Kiijer といったBIツールに関して
3-6 BIエンジニアの業務フローとケイパビリティに関して
3-7 BIとデータマネジメント

タイトルにData Portal とあるがこれは無料ですぐに使えるから選ばれているだけでData Portal の使い方の説明本ではなかった。実際にBI環境でダッシュボードをハンズオン形式で作る流れになっていた。
第1章では用意されているデータとData Portal を用いて目的に合わせたダッシュボードを作成している。僕はダッシュボードを実際に作ることを仕事ではしていないので実際に手を動かすことができたのは楽しかった。書かれている通りに作業するとダッシュボードはできたのだが、どういったデータを見せる時にどのグラフを使えば良いかなどは実際に作って、見てくれる人からのフィードバックをもらわないとなれないんだろうなと思った。また、作業ごとにダッシュボードの変化がどう行われているかがせっかくだからもう少し画像であると嬉しかった。

第2章では業務管理、分析のPDCAサイクルを回すためのダッシュボードの作成やデータサイエンスの結果を取り込んだダッシュボードの作成などが紹介されている。ただデータを可視化するだけではなく、作成したダッシュボードを使っていかにビジネスを回すことを考えるかということが少し説明されている。データ分析をするだけでは売上に貢献できない。ここで書かれているようにビジネスへの連携まで考えてダッシュボードを作る必要があるのだろうなと思った。

最後の第3章ではBIに関わるデータ分析環境の説明がされている。BI環境に求められる機能が8つ説明されているが僕はダッシュボードは見ている人が同じデータ、同じ分析を共有できることが1番大きいと思っている。自由に分析ができる環境は大事だと思うが、同じものを見ていると思っていたのに違う値を出力していたなどをみたことがある。そのため間違いなく受け取られるためのダッシュボードを作ることを考える必要があると思った。
また本書で書かれているDWHやETL(ELT)について少し違和感を感じた。このあたりの用語は仕事でもよく使っているが話している人の認識がずれているなと感じることが多い。これを気に勉強し直して自分はこう思っているという用語集を作っておいてみようかと思った。

まとめ

  • BIツールを使用してのダッシュボード作成をハンズオン形式で試すことができた
  • 業務上のデータを本書の内容を元に使える定義作成、ダッシュボードの作成を試してみようと思った
  • 用語についてもっと勉強し直そうと思った