インフラの勉強をしておくのにまずは世の中の標準的な知識を身に着けようと思っていて読みたかった本。オンプレでもクラウドでも知っておいて損にはならない知識だろうと思い読んでみた。
第1章 インフラデザインパターンとは何か
第2章 可用性要件の実現策
第3章 セキュリティ要件の実現策
第4章 性能・拡張性要件の実現策
第5章 運用・保守性要件の実現策
第6章 インフラ構成の設計方式
第7章 クラウドコンピューティングを使った実現策
第8章 [実践]パターンベース設計
本書は著者の方々が仕事のなかで構築したり、調査してきた内容からインフラデザインパターンとしてまとめた内容が紹介されている。数としては127ものデザインパターンが紹介されている。それぞれのデザインパターンが図付きで紹介されており、メリット・デメリットなどがわかりやすく紹介されている。本書の中では可用性、性能・拡張性、セキュリティ、運用・保守性といった非機能要件別やクラウドコンピューティング、ネットワーク構成、ストレージ構成などインフラ構成別にまとめられている。
できることだけがまとめられているのではなく、できないことや留意点もまとまっているのも良かった。やろうとしてもできないことがあるなどわかるのは読んでいて良い経験だった。
Web/AP サーバやDB サーバの設計方式とかは考えたことがあったがそれ以外にも、LAN、WAN、インターネット接続やデータバックアップの可用性などについても設計パターンが紹介されている。これらのパターンを組み合わせることでのインフラ構成の設計が例として紹介されているので、どのようにパターンを使って考えれば良いかの例としてわかりやすかった。
また、クラウドのメリットを享受しながらインフラを構築するための章などもあり、覚えるべき知識や考えなきゃいけないことはたくさんあるんだなと再認識した。それぞれの環境の良い点を組み合わせてうまいインフラを構築できるように今後も勉強を続けていきたいと思った。
まとめ
- パターン化されているので説明できるように身に着けたいと思う
- パターンを使うことで考えるべきことに集中して考えれるようになりたい
- 下の本を今後は読む予定なのでクラウドの知識を更につけていくぞ