@hihihiroroのLog

ダラダラと。本ブログは、個人の意見であり、所属会社とは関係がありません。

「プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン」を読んだ

社内で話題になっていたし、自分がちょうど主人公たちと同じ年齢に始まったアニメということもありずっと観ていたので読みたいと思っていたので読んでみた。

シン・エヴァンゲリオン劇場版が制作されている過程の話が詳しく説明されている。

1章 プロジェクト概要
2章 プロジェクト実績
3章 プロジェクト省察
4章 内部評価
5章 ライセンスと宣伝
6章 外部評価
7章 プロジェクト統括 庵野秀明
終章 シン・エヴァンゲリオン劇場版 全参加スタッフ一覧

企画されてから作られるまでをプロジェクトとして目的や作業内容について細かく書かれている。それが本当に自分たちが行っているプロジェクトのように読めてとても面白い内容だったし、勉強になるなと思うことが多かった。
社内のコミュニケーションツールの説明などもされていて面白かった。即時性を求めるものや情報を書いとくだけのようなものはSlack、決断を求めたものについてはやり取りを含めて取っておくためにメールにしているなどいろいろ考えられていた。また資料の置き場所としてはConfluence だったり、Google Drive だったりと自分たちと同じツール使っているなと思うことがあった。ネットワークとかストレージとか考えられて設計されているようで面白そうだなと思った。いつかそういった仕事ができるようになったら働いてみたいものだ。

コロナ禍で映画の公開日が伸びたときの対応や興行収入についての考え方について書かれているのも面白かった。このあたりはやはり大事なことだと思うので書かれていてそれが読めるだけでも珍しいことどなと。
また関係者たちがプロジェクトについて語っているところも面白い。プロジェクトについて語っているように見えて庵野秀明さんについても語られていて働いているときの気持ちとか、どのようなことが求められているのかなどがわかって面白かった。こういうの自分たちのところでもプロジェクトが終わったらやってみたいな。自分がリーダとかやっていたときどう思われていたかとか読んでみたい*1

最初に、自分たちが何をやろうとしているかの所信表明が貼られているのだけど、やっぱり自分たちが何をするかがわかっている中で働くのって大事だよなと思った。

まとめ

  • 実際に作業している人たちの話を読めるのはとても面白い
  • 反対をされたいわけではないのだろうが、自分の考えてない提案を求めあっているのは良いチームそう
  • 映画とりあえずもう1回観よう

*1:ただ、プロジェクトにするような大きいものを最近はやってないけど