@hihihiroroのLog

ダラダラと。本ブログは、個人の意見であり、所属会社とは関係がありません。

「アジャイル開発とスクラム 第2版」を読んだ

いただくことができたので読んでみた。

僕は第1版は出版されてからしばらく経ってから読んだ。内容についてはうろ覚えの状態で第2版を読んだ感想になる。

章立ては以下。

第1章 アジャイル開発とは何か?
第2章 なぜ、アジャイル開発なのか
第3章 スクラムとは何か?
第4章 アジャイル開発の活動(プラクティス)
第5章 アジャイルの進化とスケールフレームワーク
第6章 NTTコムウェアにおけるカルチャー変革の航路
第7章 アジャイル受託開発を成功させる ~ANAシステムズと英和システムマネジメントによる共創型開発に至る道のり
第8章 小さな成功から築き続けるIMAGICA Lab. のアジャイル文化
第9章 KDDI DIGITAL GATEにおけるスクラムチームファーストな働き方
第10章 竹内・野中のスクラム論文再考
第11章 スクラムと知識創造
第12章 スクラムと実践知リーダー
特別対談 野中郁次郎×平鍋健二

1章から5章までがアジャイル開発とは何か、スクラムとは何かを説明している第1部になっている。ここはアジャイル開発とスクラムがなぜ必要なのか、それぞれの内容についてある程度詳しく書かれている。第1版と違い5章では大規模アジャイル開発についての説明がされていた。小さいチームでの実績は十分すぎるほどでてきたから、その次に問題になるスケール事について書かれているのかなと思った。

また、6章から9章はアジャイル開発とスクラムを実践しているチームの事例が書かれている第2部になる。ここは実践している人たちが失敗談も成功体験も赤裸々に書かれているので読んでいてとても他人事に思えないことがいくつもあって面白い。ここも第1版の3例から4例に増えているし1版ではでてこなかったような会社の事例が出てきたなと思った。

10賞から12章はアジャイル開発とスクラムを考える第3部になっている。竹内先生、野中先生が書かれた論文の内容の復習から始まり、ナレッジマネジメントのモデルとスクラムの関連性についての説明がされている。そして求められるリーダー像を実践知リーダーとし説明されている。

アジャイル開発・スクラムの概要、プラクティスの紹介、日本企業の事例、野中先生からのメッセージとまずは概要の説明、事例紹介、詳しい内容と1冊にこれでもかとまとまっているなと思った。

まとめ

  • 読みやすいのでアジャイル開発やスクラムに興味を持った人に読んでもらうと良さそう
  • 他社での事例が刺さるので実践者の人は読んでみると面白いかと思う
  • 野中先生と平鍋さんや途中途中のコラムが面白い

知識創造企業(新装版)

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