たった1日で基本が身に付く! Docker/Kubernetes超入門
- 作者:伊藤 裕一
- 発売日: 2020/07/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
本屋で見かけたので買ってみた。
CHAPTER 1 Dockerを使ってみよう
CHAPTER 2 イメージの利用と開発を体験しよう
CHAPTER 3 Dockerネットワークとストレージを理解しよう
CHAPTER 4 Dockerfileでイメージを作成しよう
CHAPTER 5 Composeを使ってマルチコンテナアプリを作ろう
CHAPTER 6 DockerアプリでCI/CDしよう
CHAPTER 7 Kubernetesを理解しよう
CHAPTER 8 Kubernetesを利用しよう
CHAPTER1 ではよくある、Docker の説明、インストール方法、基本コマンドの説明がされている。
SECTION5 でDocker を利用するべきところ、Docker でやるべきではないことが説明されている。
やるべきではないこととしていかが説明されている。
- 特定環境に依存するイメージを作成する(環境のパッケージ化という観点でのアンチパターン)
- ブラックボックスなイメージを作る(インフラのコードかという観点でのアンチパターン)
- 巨大なアプリを1つのイメージで構築する(サービスの分離という観点からのアンチパターン)
CHAPTER2 では、Ansible を使っての Dockerホストを構築する説明がされている。
CHAPTER3 はDocker の内部の話が説明されている。ネットワークとストレージについて説明されている。ストレージは揮発性と永続化、それ以外に overlayFS についても説明されている。
CHAPTER4、5 ではDockerfileの使いかた、Composer を使って複数アプリを立ち上げる説明がされている。 Dockerfile の章ではシグナルを受け取ってアプリを終わらせるための説明がされている。起動したけどすぐ落ちるコンテナを作ったことがある自分としては、そういえばと思いながら読めた。
CHAPTER6 ではJenkiins を使ってのCI/CD 構築についての説明がされている。1日で身につけるというタイトルだからか、構築とJenkinsfile の説明がされているだけで他のCI/CDツールについての話がなかった。ここは残念だった。
CHAPTER7、8 ではKubernetes について説明されているが、詳しく知りたいならば他のKubernetes 本を読むのが良さそう。ひとまず、動かしてみることはできるから試してみたい人にはまとまっているので読みやすいと思う。
まとめ
- Docker とKubernetes の基本的な知識、言葉の意味が理解できる
- コラムやちょっとした小話が面白かった
- はじめて触る人はサクサクすすめていくことができて良さそう