ストレージについて最近いろいろ思うことがあったので読んでみた。
Chapter 1 ストレージとは
1.1 ストレージの歴史
1.2 ストレージの種類
1.3 ストレージのタイプ
1.4 ストレージに使われるメディア
1.5 接続インターフェース
1.6 サーバ・ストレージ間の通信で使われるプロトコル
Chapter 2 ストレージのアーキテクチャ
2.1 ブロックストレージのアーキテクチャ
2.2 ファイルストレージ
2.3 オブジェクトストレージ
Chapter 3 ベアメタルサーバ / VM での使い方
3.1 ベアメタルサーバからの利用方法
3.2 VM からの利用方法
Chapter 4 コンテナ / Kubernetes での使い方
4.1 コンテナとKubernetes
4.2 コンテナストレージインターフェース(CSI)
4.3 Kubernetes でのストレージモデル
4.4 Pod へのボリューム割り当て
4.5 CSI によるKubernetes のストレージ機能
Chapter 5 ストレージ管理と設計
5.1 ストレージの選び方
5.2 ストレージ集約とマルチテナント設計
5.3 障害に強い構成の設計
5.4 バックアップ
5.5 監視設計
5.6 暗号化の設計
Chapter 6 Cloud Native とストレージ 6.1 Cloud Native とは
6.2 サービスレベルの捉え方の変化
6.3 ステートフルアプリケーションへの広がり
6.4 Cloud Ready Storage とCloud Native Storage
6.5 Cloud Native Storage の代表的なアーキテクチャ
DB やDWH などの運用を行っているとストレージに対して考えることがいくつもある。
早いものはないのかや、読み取るときに他に影響のないようなやり方は無いかなど夢のようなストレージを求めることがある。
雰囲気で触っていることが多いので読んでみることにした。
オブジェクトストレージ以外にも使うことは多々ある。そのためにはChapter 3 までもサボらずに読むのが良いと思った。マウントして使ったりなどもあるので、ローカル上のストレージを完全に忘れることはないため、読んでおくのがきっと良い。
Chapter 4 ではコンテナやKubernetes などで使うためのストレージモデルについて説明されている。最近のアーキテクチャではこのあたりについて考えることが多いのではと思う。実際に使用するためのyaml の説明などもあるので順番に読んでみると面白いと思う。
Chapter 5 ではストレージの管理方法や監視、バックアップ方法などストレージの管理者がこんなことを考えて運用しているのかと思いながら読んだ。他にも設計についてもいくつか記載されていて、自分のシステムを考えるときや他のシステムをレビューする際などに考えていければ良いなと思ったので何度も読んでみようと思う。
まとめ
- 薄い本だがストレージについてはたくさんの内容が書かれているなと思った
- なんとなくで使っていることが多いので学び直しには良かった
- 何度か読み直しながら指摘できるほどの知識としていきたい