組織はそんなに大きくないが、扱っているシステムが大きすぎて1つのチームで面倒を見ていると覚えなきゃいけないことが多すぎて大変だなと思ったので読んでみることにした。
目次は以下。
第1章 スクラムのスケーリングと大規模の難しさ
第2章 スクラムのおさらい
第3章 とあるチームのScrum@Scale での1スプリント
第4章 スクラムマスターサイクルとプロダクトオーナーサイクル
第5章 Scrum@Scale を形成する12のコンポーネント
第6章 現場へどのように導入していくか
第7章 Scrum@Scale で運用される現場
Scrum@Scale という大規模スクラムのフレームワークについての説明が詳しくされている。それ以外の大規模スクラムフレームワークについての軽い説明や、スクラムについてのそもそものおさらいからされていた。大規模じゃなくてもやったことないが、とても読みやすく理解しやすかった気がする。
開発しやすい組織ってなんだろうなと考える機会になった。大きなチームではないのだが、システムが大きすぎてうまい開発を繰り返すことができていないなと感じることが最近増えてきた。開発をしている気はしているが、ユーザに対して提供できているものがこれといってすぐに思いつかない。システムが大きく、属人性を排除しようとしていたらシステムに関わるのが1年に1度とかになってしまっている。
そのため、定期的な改善ができていないと感じることが出ている。これは開発チームのせいというよりは、方向性を考えるプロダクトオーナーがちゃんといないことも原因な気がしている。それも大きすぎて全てについて考えることができないということがあるのかなと思ってきた。
そのため大規模ではなくてもうまい組織づくりを考えてみようと思うこともできた。そのため大規模スクラムを考えるわけではない人でも読んでみると面白いなと思った。